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カゼの漢方治療
投稿日:2008年12月15日(月)

 カゼはそのほとんどがウイルスによって起こりますが
現代医学では、まだ これらのウイルスに対する薬がないため
症状を抑えて体に抗ウイルス抗体が出来るまで5日前後待つ
治療になります。

 漢方ではカゼの初期なら一晩で治す事が可能です。
冬のカゼは風と寒さの邪によって起こりますので
体を暖める薬をつかい上手に汗をかくと、それと同時に
カゼは治ります。カゼの初期には風と寒さの邪が
まだ体の表面の浅いところにいるので、汗を出してこれを
外に押し出す考え方です。昔、カゼには卵酒と言われて
いたのも、同じ考え方に基づく民間療法です。

 冬のカゼに使う漢方薬には、有名な葛根湯の他
麻黄湯や桂枝湯、麻黄附子細辛湯などがありますが
それらの使い方には診断が必要ですので、受診していただいた後
決めることになります。

 いずれの薬にしても薬を良く効かせるコツは暖めること!
部屋を暖かくし、服を厚着して首にタオルを巻き、厚手の
靴下を履いて熱くした薬を飲み、食事は熱い雑炊を
食べるようにすればジワーッっと汗が出てきます。汗が出たら
下着を換えしっかり寝れば翌朝にはウソのようにカゼが治ります。
この汗を上手にかく行程がうまくいかないと、カゼが治るのに
数日かかることになります。

 のどが真っ赤にはれて始まる春先のカゼは『温病』といい
冬のカゼとは違う薬でないと治りませんので自己判断せず
受診していただいた方が安全です。この時は漢方薬だけでなく
現代医学の抗生物質も併用することがあります。