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干支特集
投稿日:2017年1月16日(月)
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明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願い申し上げます

今年は酉年。
鳥についていろいろ述べてみたいと思います。

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甲骨文

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金文

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小篆

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        大篆
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鳥と言えば、まず鳳凰。一万円札のデザインにもなっています。
春秋時代の「詩経」「春秋左氏伝」「論語」などでは聖天子の出現を待ってこの世に現れるといわれる瑞獣(瑞鳥)のひとつとされ、
「礼記」では麒麟・霊亀・応竜とともに四霊と総称されています。

前2世紀頃の前漢時代に成立されたという中国最古の類語辞典「爾雅」17章によれば、嘴は鶏、頷は燕、頸は蛇、背は亀、尾は魚で、
色は黒・白・赤・青・黄の五色で、高さは六尺程だそうです。
「山海経」「南山経」では鶏に似ており、頸には「徳」、翼に「義」、背に「礼」、胸に「仁」、腹に「信」の紋があるとされます。

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マンガでは手塚治虫の火の鳥でしょう。
中学2年の時に未来編で初めて火の鳥に出会ったのですが、
そのあまりに壮大なスケールの話にショックを受けて、
それまでは図書館の本を学年で一番多く読んでいたくらい本好き
だったのですが、以後はすっかり手塚マンガにはまってしまい、
マンガばかり読むようになってしまいました。
マンガが小説以上だと実感させてくれた最初のマンガです!
鳳凰編も素晴らしい内容でしたねえ・・・。
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続いて、諸星大二郎「孔子暗黒伝」
精霊の村の巻の
ラストシーンに出てくる白骨の鳥。
このインパクトも強烈です。
首狩りの儀式の後に、死を表す鳥が
ジャングルの上を飛んで行きます。

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殷の青銅器、フクロウ型の酒ツボ
鴞卣(きょうゆう)

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怪獣映画なら、まずは昭和31年1954年の東宝「空の大怪獣ラドン」!
阿蘇から福岡に飛来したラドンが福岡の街を破壊します。
岩田屋に止まって、羽ばたいて西鉄電車をひっくり返しているところ。
ミニチュアが本当に精密です!

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続いて、平成7年1995年大映の
「ガメラ大怪獣空中決戦」!
旧ガメラシリーズとは比較にならない
質の高さです。
長崎の姫神島から現れたギャオスが
福岡ドームでの捕獲に失敗した後、
東京に移動して東京タワーに巣をかけます。
夜明けのシーンが初日の出みたいで、
思わず拝んでしまいましす。

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日本で鳥と言えば、正月にお参りする
神社の鳥居。
起源はいろいろな説があるようですが、
その起源と考えられているものを
2001年中国雲南省シーサンパンナの
アイニ族(ハニ族の一支族タイのアカ族)
の村で見たことがあります。

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格朗和(グーランフー)の黒龍譚村の
入り口にある龍巴門(ロンパーメン)。
門の上に鳥や剣や犬が乗っています

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大賀拉(ダフラ)という村にある龍巴門。
ここで客を迎え、酒を飲んだら通します。

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アイニ族の女性。
綺麗です。

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南糯山というアイニ族の村へ
行き、岩多(アンドォ)さんという
人と仲良くなって、泊めてもらい
ました。

高床式住居に住み、おもちを
好んで食べていました。
アイニ族が属するハニ族は

日本人(和人)との類似性が
注目されていて、和人はハの人、
ハニの意味もハの人ですし、
下駄を好む部族もいます。

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南糯山の龍巴門。男女の像が立てかけてあります。

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龍巴門の裏側。毎年、新しい門を作って、並べていく
そうですが、熱帯なので、古い門は朽ち果てていきます。

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村の別の入り口にある龍巴門。
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や鉄砲が飾ってあります。
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アイニ族の子供たち
投稿日:2016年1月16日(土)

今年は申年。
猿についてのいろいろを
書いてみたいと思います。
まずは猿の字から。

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甲骨文字
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金文

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小篆

中国語では猿のことを
猴子と言い、この猴の字が
甲骨文字などで残っています。

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日本で猿と言えば、まずは日本神話の猿田彦。
ニニギの尊たちが高天原から地上へ向かう時、
八ちまたという辻で一行を出迎える国つ神です。
鼻は1メートル、身長は2メートル以上で、
目がほおずきのように赤く光っていたという
異形の神。
道案内をしたということで、後に道祖神と同一視
されます。
手塚治虫の「火の鳥」では、各時代に重要な
人物として登場して来ますが、中学時代に
初めて「火の鳥 未来編」を読んで、そのあまりの
スケールに衝撃を受け、それまでは本ばかり読んで
マンガを軽く見ていたのですが、その日から
マンガばかり読むように変わってしまいました。

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「火の鳥 未来編」のサルタ博士
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「火の鳥 鳳凰編」の我王
この鳳凰編も感動しますねえ。

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星野之宣の「宗像教授異考録」第四集 サルタヒコ計画
夢中にさせてくれる歴史ロマンです。
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中国で猿と言えば、日本でも昔から人気の高い
斉天大聖こと孫悟空!
マンガやアニメなど、どれだけ作品化されたか
わからないほどです。
一番人気はやはり「ドラゴンボール」でしょうが、
個人的には「西遊少女隊」と「西遊妖猿伝」が好きです。

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山本貴嗣の「西遊少女隊」
登山マニアの三蔵法師と
3人の体育会系少女たちの
珍道中が爆笑できます!

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諸星大二郎の長編「西遊妖猿伝」
おおっ!ホームページ上で
星野之宣と諸星大郎の2大巨頭が揃った!
こりゃ、正月から縁起がいいっ!!

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孫悟空の原型と考えられる
ラーマーヤナに出てくる
猿の将軍ハヌマーン。
これはアンコールワットの
レリーフを写真に撮ったものです。

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バリ島の木像
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インドにある41メートルの
巨大ハヌマーン像
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インドネシアのワヤンクリ
(影絵芝居)のハヌマーン

         ネットでウィキペディアを見ると、様々なハヌマーン像が出てきます。
         インド文化圏に広く知られて現代でも大人気のようです。

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毎年行っているミャンマーにはポッパ山という
ナッ神を祀ってある山がありますが、ここの
神の使いは猿です。

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ここでは猿の方が立場が上?
人の方が遠慮がちです。

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猿と対面する招き猫薬局の
斉藤さん。猫と猿なので、
相性が良いのでしょうか?

猿を撮す斉藤さん ☜クリックすると、動画が見られます。

 

投稿日:2013年1月12日(土)

蛇と言えば、再生と不死のシンボル。
選挙も終わり、政治体制が一新された
年の初め、さて日本は生まれ変わる事が
できるでしょうか?

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縄文式土器の蛇文様
ネットから引いてきた写真ですが、 このサイトは充実していました。
http://jomon-heritage.org/

 

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中国の創世神話に出てくる人頭蛇身の神伏羲と女媧です。
伏羲は男神で手に曲尺や金鳥のいる太陽を持ち、女媧は女神で手にぶんまわしや蟾蜍のいる月を持っています。

伏羲と女媧は夫婦とも兄妹とも言われ、中国諸民族に伝わる洪水の後生き残った兄妹が結婚して人類の祖先になったと言う神話の一つで、漢族が多民族から取り入れた 創世神の可能性が高いようです。

伏羲は八卦を定め火種をもたらしたとされ、女媧は単独で人類を創造したともされており、泥をこねて手で作った人は
立派な人、縄で泥を跳ねあげて大量生産した人は低級な人ということです。さらに天の半分が崩れかけた時、五色の石を使って天の穴を塞ぎ、大亀の足を使って天を支えたとされています。

明らかに洪水から逃げ回った女媧と、この世を作った女媧は別物に思えるのですが、長い歴史の中で神々が混同されたり、融合してしまう事はよくあることなので、伏羲と女媧も異なる神話が混ざってしまったものではないでしょうか?

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インド神話では、巨大な蛇(あるいは竜王ヴァースキ)を亀の背中に置いたマンダラ山に巻き付けて、神々と阿修羅が互いにこれを引き合って大海を撹拌して、その海から太陽と月、その他諸々が出現し、最後に不死の飲料アムリタが出現して、それを神々が飲んで不死になったと
いうことです。
写真はバンコク国際空港にあるもので、タイ風の衣装になっています。

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インド文化の影響を受けたカンボジアでもこの神話の彫刻を見ることができます。
写真はアンコールワットと南大門です。

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仏教では修行をする仏陀が雨に濡れないように、
大蛇(ナーガ)が傘を広げて仏陀を守るというデザインがあり、
ミャンマーではこれをナガヨンと言います。
写真はどちらもメッティーラのナガヨンパゴダのもの。
大蛇は1つ首のものが多いのですが、中には9つ首がある
ものもいます。

日本神話では、蛇が男になって女の下へ通ってくる話がいくつも見られます。
まずは“古事記”にある
三輪大物主神が丹塗の矢になって用を足していた勢夜陀多良比売
(せやだたたらひめ)のほとを突いて神の子を作る話。

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三輪山。山そのものが御神体で蛇を表す。

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次に箸墓の伝説。日本書紀には
大物主の命が倭迹々日百襲姫
(やまとととひももそひめ)の下に夜ごと通って来て、明るくなって姫がこっそりその顔を見ると小さな蛇だったというもの。
恥をかかされた神は去ってしまい、残された姫は箸で女陰を突いて自殺してしまい、葬られたところが箸墓古墳ということです。

他にも、夜ごと通って来る男の正体が知りたくて、帰る男の服に
針と糸を付け、朝になって跡を辿ると、男は実は蛇だったという話が
あり、この変形型は沖縄の島々にも残っているようです。

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人間と蛇の恋で有名なのは白蛇伝。
「太平広記・白蛇記」(北宋)が白蛇伝の最初の物語だそうです。
アニメでは1958年に東映動画が初めての総天然色漫画映画として
制作した「白蛇伝」があり、映画ではかつて李香蘭として一世を風靡した山口淑子主演の「白夫人の妖恋」があります。もちろん香港などではこりゃ何じゃ?と言いたくなるようなものまで含めて、様々な白蛇伝の映画がつくられています。

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翻訳された小説もいくつかあるようですが、私は林房雄が書いた「白夫人の妖術」が大好きです。白夫人の妖術の場面が非常に艶やかで、それでいて品格高い文章で表現してあり、ここまで美しい文章で自由自在に書けたらと憧れてしまいます。残念ながら、今は発行されているものは無いようで、古書でしか入手できないようですが。

投稿日:2010年2月19日(金)

中国雲南省や貴州省に住む彝(イ)族は虎を神聖視していますが、
虎から世界が造られる創世神話が伝わっています。

天を造りし神は、虎を捉え、その背骨と四肢で天を固定した。
虎の頭は天の頭に、その尾は地の尾となった。
左目は太陽に、右目は月に、ひげは陽光に、歯は星々となり、
地上に光がもたらされた。
その油は雲に、気は霧に、腹は海に、血は海水と化した。
大腸は大河に、小腸は河川に、腓骨は道に、毛は苗になった。
骨髄は金に、骨片は銀に、肺は銅に、脾臓は錫に、腎臓は砥石になった。
シラミからは水牛と黒ブタ、黒羊、綿羊が、
頭皮からは様々な鳥が生まれた。
                 雲南教育出版社「西南民族節日文化」より翻訳

毎年農暦の1月15日に双柏県の彝族は
虎節という祭を行います。
虎の衣装を着けた12人の男が、虎の笙舞を
踊り、邪を払い、吉を祈ります。
        雲南人民出版社「秘境節祭」より

 

雲南省に住む納西(ナシ)族にも虎に関する神話が
あります。
雲南民族村で働いていたトンパ(巫師)、和国偉(納西族名はドウー)師から
聞いた話は以下の通りです。

   虎の体の模様は火から賜ったもの。
   虎の威厳は大河の水の音から賜ったもの。
   虎の血は聖水から賜ったもの。
   虎の爪は神の鷹から賜ったもの。
   虎の尾は神の竹から賜ったもの。
   虎の腸はこの世の道から賜ったもの。
   虎の肝臓は山の崖から賜ったもの。
   虎の肺は風から賜ったもの。
   虎の骨は鉄から賜ったもの。
   虎の身体は天地万物の精華が集まったもの。
   それ故、虎は全ての獣の王となったのである。
   納西族は虎を最も早くこの世に出現した動物と見なしている。


ドウー師の納西族語を中国語で書くロレミジ嬢

投稿日:2010年2月19日(金)

1997年にハルピンを訪れた時、松花江を渡ったところにあるトラを放し飼いにした公園に行きました。
ここでは何十元か払えば生きたニワトリを、何百元か払えば生きた羊を、1500元(当時で23000円くらい)
払えば生きた牛をトラに食べさせるところを見ることができました。
私たちが行った時、たまたま金持ちが来てお金を払ったので、トラが生きた牛を襲って食べるところを
見られました。
トラは3頭でゆっくり牛に近付き、牛の頭に覆いかぶさるように圧し掛かって引き倒し、あっさり首の骨を折って
しまいました。牛はすぐに動かなくなり、トラたちはこれまたゆっくり、悠然と牛を食べ始めました。
家畜の牛とは言え、屠殺のあまりの手際の良さにビックリしました。

車の屋根から出された
生きたニワトリを捕らえるトラ

 

白川静の字統で「虎」を調べると、次のように書いてあります。

象形 虎の形。卜文は虎文をつけた象形字に作る。
設文解字に「山上の君なり」とあり・・・・・・
〔方言、八〕に陳・衛・宋・楚では李父、江・淮・南楚では李耳、
あるいは於菟(おと)、関の東西では伯都(はくと)と呼ぶという。
於菟(おと)は楚の語で、虎を饕餮(とうてつ)というのと、同じ
語源と考えられる。
饕餮(とうてつ)は虎を文様化した、左右の展開図である。・・・・・
金文の図象に虎形を用いたものがあることからして、
古く虎の飼育に関与した部族がいたのであろう。
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有名な漢方医、三浦於菟(みうらおと)先生のお名前が
於菟(おと)なので、これはお父様が古典に詳しい方で、
御子息に楚の方言で虎の名を付けられたのに違いないと
密かに思って、先生にお会いした時に聞いてみました。
すると三浦於菟先生の於菟は漢文から取った名ではなく、
オットー何とかという有名な欧米の方から取った当て字だ
そうでした。
うーん・・全く予想が外れましたねえ・・・

投稿日:2009年1月30日(金)

http://homepage3.nifty.com/miyake/usi/usi.html

院長が作成しておりますHPです。