謹賀新年~丑年特集~

明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

今年は丑年。
コロナはモー嫌っ!

ではまず牛について。

ウシの家畜化は1万年前だそうですが、1990年代になされたミトコンドリアDNAを使った系統分析で、インド系のゼブ牛と北方系のタウルス牛に分かれ、その分岐時期が20万年前から100万年前で、もとからあった二系統が、人類によって別々に家畜化された結果、今あるゼブ牛、タウルス牛となったという二元説が広く支持されているそうです。

インド神話では、世界の始まりの乳海撹拌で
神聖な牝牛スラビーが生れ出たとされ、
クリシャナ神は牛飼いとして育ち、
シヴァ神の乗り物はナンディーという牡牛で、
牛が神聖視されています。

インダス文明の粘土製牛車
インド・インダス文明の粘土製牛車
モヘンジョダロ出土
紀元前2300年頃
メソポタミヤで最初の文明である
シュメール文明時代に作られた
牛の印章
インド・マハラシュトラ州の牛車。
4000年以上前のインダス文明の牛車とほとんど変わっていません。
こちらはミャンマー農村の牛車。
インド文化圏の国々では、今でもこのタイプの
牛車を見ることができます。
インド・マハラシュトラ州での牛耕
中国雲南省文山普者黒での牛耕
牛に乗るイ族の子供たち
犬かきならぬ牛かきで泳いで河を渡る牛たち。
ミャンマーにて。
現在でも使われている唯一の象形文字、
中国雲南省麗江ナシ族のトンパ文字で
“牛の鳴き声”
トンパ文字で“畑を耕す”
こちらは日本の玩具、赤べこ。
首をふって可愛いしぐさです。
牛鬼は色々な形があるようですが、こちらは
有名な宇和島の牛鬼。私もぜひ一度見てみたいと思っています。
こちらは体が蜘蛛のような牛鬼。
ゲゲゲの鬼太郎に出て来て、迦楼羅さまが
退治してくれたのはこのタイプ。鬼太郎シリーズの中でも特に面白い話ですが、鬼太郎のパロディの「奇異太郎少年の妖怪絵日記」に出てくる牛鬼も、主人公とヒロインの会話のデコボコギャグに大笑いできて大好きです。
読んでみたい方はこちらをクリック!
牛鬼の話は62話です。
こちらは拙著「護鬼の里」に出てくる牛鬼。
夜に田に入って稲を食べて枯らしてしまい、
触ると病気になってしまいます。
病気を避ける時に有名なのが蘇民将来のお札。
旅の途中で宿を乞うた武塔神(むとうしん)をもてなした蘇民将来の子孫と示すことで、病を避けられると言われています。
武塔神は牛頭天王という厄除け・病気平癒の神様ともされています。

今年は早くコロナワクチンが開始されて、
コロナが終息しますように!!!

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